当院のご案内
南さがえ病院 基本理念
- 患者様とその家族が安心して治療を受けられる病院を目指します。
- 地域医療や行政と協力しながら患者様が社会で生活できるよう医療、保健、福祉サービスを提供します。
- 最良の医療を提供し信頼される病院となるため常に医療水準の向上に努めます。
理事長あいさつ
旧寒河江の庄病院からこの地に移転し、南さがえ病院と名称を改め診療を開始してから3年余り経過しました。時代の変化や生活環境の変化に伴い、我々が扱う精神科領域の疾患も多様化してきております。以前は統合失調症や感情障害などの精神疾患で治療を受ける患者さんが多数を占めていましたが、最近では認知症や神経症性障害、心理的発達の障害等で受診される患者さんも多くなってきています。またアルコール依存症、ギャンブル依存症などに加え、新たにインターネットやゲーム依存症も問題となってきております。
高齢化社会に伴い認知症患者も増加しており、在宅での介護が困難となっているご家族や、介護者がうつ病に罹患してしまうというような事例も多数見受けられます。
また現代社会は、自分のことだけで精いっぱい、他人に対する許容性が狭まり、弱者に対して思いやる心が持てず「自己責任」の一言で切り捨てようとする社会風潮と相まって、生きにくい世の中になってきているように思われます。
我々は心身に不調をきたした患者さんやその家族の方々に寄り添って、安心して治療が受けられる様な環境作りを目指しています。そのために行政や地域社会と密に連絡を取りながら、医療、保健、福祉サービスを提供していきます。また多岐にわたる精神疾患に対応し、最良の医療を提供するため、日々医療技術の向上を目指しています。
これからも地域の皆様と共に歩んでいきたいと思っていますので、よろしくお願い申し上げます。
院長あいさつ
地域の精神医療をこころざし、昭和62年より寒河江の地で、医師として様々な方からのご協力、ご指導を得ながら、経験、ほんのわずかではありますが成長させていただき、平成28年7月からは、新しく南さがえ病院の院長として現在も、日常の診療に携わっております。精神科医療は、30年前とは、まったく比べようのないくらい進歩し、分野も多岐にわたるようになり、チームによる医療が主体となってまいりました。
我々南さがえ病院のスタッフは、外来、入院治療だけにとどまらず、地域での社会復帰までを見据えて、医療、福祉、地域の援助してくださる方々と連携を取りつつ、日夜努力を続けております。幸いにも、理事長をはじめ有能なスタッフにも恵まれ、残り少ない医師としての人生を、当初のこころざしでもある、地域医療に少しでも貢献できるよう努力する所存です。今後とも皆様のご支援をたまわりますよう宜しくお願い申し上げます。