作業療法について
精神科作業療法(OT)とは?
社会復帰を目的とした精神科リハビリテーションのひとつで、作業活動やレクリエーションを通してその人らしく、より良い生活が送れるよう治療・指導・援助を行うものです。
作業療法士は、対象者が生活の中で「してみたい」「出来るようになりたい」「しなくてはならない」ことを実現するためにはどうすれば良いかを共に考え、達成するためのお手伝いをします。
作業療法は実際にどう役立つの?
具体的には、このようなことの改善を目的とします。
- こんな悩みありませんか?
- こんな効果があります!
- 朝、なかなか起きられない
- 生活リズムを整えられる
- 落ち着かない
イライラする - 気分転換やストレスの発散が出来る
- 何をやっても長続きしない
周りが気になる - 集中力や持続力が身に付く
- うまく気分転換できない
ストレスの対処ができない - 趣味を持ったり、余暇の過ごし方を学ぶことが出来る
- すぐ疲れる
運動不足だ - 体力がつく
- 話すことが苦手
人付き合いが苦手 - 気持ちの伝え方や、他者との関わり方を学ぶことが出来る
- 自信がない
- 自分の役割や得意なことが見つかり、称賛されて自信がつく
プログラム紹介
- 創作
- 塗り絵、裁縫、編み物、折り紙、お花紙アート、陶芸、季節に合った作品作りなどを行います。
- 脳トレ
- 国語・数学・理科・社会のプリント、点つなぎ、間違い探し、ナンプレなどを行います。
- 卓上ゲーム
- トランプ、カルタ、オセロ、黒ひげ危機一発、ジェンガ、花札などを行います。
- 茶話会
- お茶菓子を食べながらゆったりと話す時間です。
- DVD鑑賞
- 懐かしい映画、お笑い番組、音楽DVDなどの鑑賞をします。
- 歌の会
- 参加者全員で、童謡・唱歌・懐メロを歌います。
- カラオケ
- 個人で歌いたい曲を選択し歌います。
- 軽スポーツ
- 棒体操、卓球、輪投げ、風船バレー、空き缶積み、パターゴルフ、キャッチボールなどで身体を動かします。
- 調理実習
- 自分達でメニューを考え、買い出しに行き、少人数グループで作って食べます。
- 月間レク
- 月1回、病棟スタッフと一緒に実施する行事です。
(例:お花見、買い物外出、スイカ割り大会、芋煮会、クリスマス会、温泉外出など)
- 三大レク
- バスレク、盆踊り大会、病院祭
- SST(社会生活技能訓練)
- 小集団での活動。グループ全体または個人で目標を立て、それを達成するための方法をメンバー同士で話し合い練習する場です。